反応しない練習 ブッダの超合理的な考え方
雨の日の休日である。
しとしとしとしと。雨音が聞こえる。
休日なので、いつもより遅く起きて、とりあえず洗濯機を回して、子供達とピザを食べる。
今日は何をしようか。
とりあえず洗い物をして、洗濯物を部屋干しする。
前日の洗濯物を片付けながら、洗濯槽の掃除をそろそろしないといけないな。と思う。
あぁ、でも洗濯槽カビキラー買って無いや。
とりあえず、洗濯槽ゴミのネット部分を洗おう。
ついでにお風呂とキッチンと洗面所の排水溝も洗っちゃおう。
ついでにお風呂にカビキラー撒いてカビ取りもしよう。
トイレも掃除しよう。
寝室のカーテンを洗って、網戸と窓も拭こう。
エアコンのフィルターも掃除しよう。
換気扇も掃除しよう。
次々とやりたい事が浮かんで、一心不乱に急遽始まった大掃除。
パジャマのまま、一心不乱に掃除をして、気づけば昼の3時前。
おやつの時間である。
子供たちは、パパとスポーツ用品店に出かけて、一人、少し片付いた我が家で、一服が出来る。
これこそ、だらのためのシャキだな。とコーヒーを啜りながら噛みしめる。
でも、貧乏性なので、休憩して幸せな今に集中出来ない。
つい、あそこも汚い。ここも散らかっている。
でも、どう片付けたらいいかわからない。
と頭に浮かんでくる。
せっかく出来ただら時間なのに。
昨日読んだ本『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』に書いてあったことを実践してみる。
①とりあえず、目を瞑る。自分の内側にだけ心を向ける。
②ムダな反応をリセットする。
あそこもここも気になる。
汚いと思っている。
掃除しなきゃと焦っている。
つい何事にも焦ってしまう自分を貧乏性だと感じている。
ありのままの感情を観察する。
③目を見開いてやるべきことに集中する。
今はコーヒータイムなので、目をカッと見開いて、スッゲェ真顔で一心不乱にコーヒーを飲んで、チョコをひたすら食う。
そんなこんなしているうちに、考えがまとまる。
そうか、今日終わったところ以外で、まだ気になるところをちょこちょこやれるようにチェックリスト作ろう。
掃除道具が無くて出来なかったところをやれるように買い物リストを作ろう。
どう片付けたら良いかわからない部分はネットで調べたり、どうしたら片付くか家族と相談しよう。
わざわざ今焦らなくても、ちょっとずつ前に進めていけば良のか。
年末までは1ヶ月以上もあるのだし、お風呂場とトイレと換気扇が終わったなんて上出来。上出来。
と思えるようになったのでした。
ブッダの考え方って確かに合理的というか、本当にクールで、わざわざ悩んだり、焦ったり、困る必要はないよね。と思えてきます。
ブッダではないけど、最近子供たちがハマっているワンパンマンの主人公も、ブッダっぽくて、合理的で妙に悟っているから、無駄に悩む必要や怒る必要ってないのだなと考えさせてくれます。